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2022. 12. 31 2022, 振り返り
代表の2022年を振り返る
2022年を振り返って
全力で日々に向き合っていたなぁと思う年末を迎えています。とにかく周りや社会に目を向けてできることに挑戦し、色々な人から学んであっという間に1年が経ちました。これまで記憶のある人生の中で、最も早く過ぎる1年だったことは間違いありません。何よりも人との出会いや繋がりは自分にとって大きく、モチベーションやバイタリティを発揮する(本来の自分を思い出す)ような日々の積み重ねでした。
うまくいかないことばかりで悩んだし、気持ちに身体がついてこないことで苦悩があったし、再スタートしたこともあったし。もがいていたなぁと思います。
以下3つの側面で今年を振り返りたいと思います。
- ①闘病について
- ②活動について
- ③暮らし・生き方について
①闘病について
通院での医師との時間が大切でした。そして、心の余裕がなくなり活動が追いつかなくなった9月、10月以降、明らかに病気と向き合えていないよね?という変化が通院に現れました。これまで継続してきた主治医と訪問ステーションと共有してきた「コンディション振り返りシート」。これの発行ができなくなるという変化です。これは目に見える変化なだけあって、今は悔しく思っています。そんな自分も自分。分かってはいるけれど優先順位や目指すものを間違っていると常に耳元で囁かれているような…1人で闘っていたなと振り返ります。リハビリ自体への悪い影響はなく、長期で見ても、今のところ順調にひとつずつこなしていると思います。そばで支えてくれる家族や訪問リハビリのPTさんに感謝です。
②活動について
①の続きとして、闘病と活動のバランスを整え直すこと・活動においては、良い意味で諦めることを2023年は「自分のために」行っていきたいと思っています。
たくさんの方と出会い、繋がることができた1年でした。自ら動いて、自ら動かして。そんな挑戦者である自分を受け入れてくれて、ともに走り続けてくれた皆さんには感謝の言葉しかありません。人と人が繋がり、共感や学びが生まれることが尊くて涙が出ることもありました。闘病する以前の本来の自分に近い状態で在れた瞬間もたくさんありました。やはり人が好きで、人と何かを楽しむことやワクワクすることをすることが私を生かしてくれました。Re:projectでも、痛み支援活動でも、アパレルでも関わってくださった全ての人に感謝します。
③暮らし・生き方について
守れない約束がいくつかありました。体調が崩れて動けずどうしようもない時に、約束をお断りしてしまうこと。私は、病気を言い訳にしたくはなく、闘病中だと感じさせないくらい普通に接してくださることにありがたみを感じる人間です。ベッド上で大変な生活なのだけど、痛みや不調で「やりたいこと」「向き合うこと」から離れたくない人間です。だからこそ、守れないかもしれないという事やスケジュールに少し抵抗や不安を感じるようになっていきました。「守れない約束はするな」と思ったことも。しかし、臆していたら得られるものは少なくなるでしょう。
大切な人を大切にする人生を歩むために、自分に責任を持つことを来年は徹底したいと思います。
暮らしの面では、ADLを向上させるという面で、車いすで利用できるように改修してくれた自宅のトイレや風呂場を、もっと好きになろうと思います。1月からポータブルトイレの使用を控えていき、春を迎える頃には50%車いすで自立した自分を目指そうということで、計画しています。私が元気になることで、家族や知人、友人の笑顔のもととなり、何より自分の身体を良くすることで時間を有効に使える生活を送りたいです。
やりたいことはたくさんあるわけです。他者に触れ、関わることや自分にできることを探すと、たくさんのことを思いつきます。それと同時に起こるのは、必ずやらなければならないことに縛られるようになることです。闘病を理由にしたくはないので、人としてのマナーや常識を守るべく必死になる時もありました。それだけ、本来の自然さが無くなってマニュアル人間?になった経験は初めてでした。
勿論やりたいことが全てできるわけではなく、それらを判断することや順番を決めることも必要。完璧主義な自分にとっては、やり通したいのに余裕がない・できないというような葛藤は苦しかったことを覚えています。
私ひとりが焦っていても、周りにとっての期待や関心は『そうでもない。』つまり、自分が思うほど周りは気に留めていないということです。
勝手に背負っていた重圧でした。それに気づいたのは、11月頃。勝手に突っ走っていたんですね。別に急いでないよ。別に求めてないよ。っていう方が多いです。本人が勝手に感じていた切迫感だったことがようやく分かりました。
結論、自分で自分を苦しめていたら、何事も続かないと思います。
やりたくてやっているんだよね?と問いかけることが、気づきにつながりました。苦しいとか負担とか、負の感情があるとどこかで支障が出てきます。今年で世界が終わるわけじゃないんだから。今週記事を上げられなくても、現状求めている人は少数。しかもどれだけ大変かは、関わる人が分かってくれている。と思うことができました。
最後に、2023年の抱負を述べさせていただきます。
【抱負】2023年 やりたいことをやり切るためにケジメを持って生活する
【具体目標】
- ①運転免許証の更新(手動運転装置にて)
- ②常にベッド上の生活から、日中は車いすで過ごせる時間を増やす
- ③通院、訪問系サービス、予定を守る(キャンセルしなくてもいいように、ステロイドの調整や習慣に気を配る。メンテナンスを諦めない。)
小学生のような目標ですね。今の私には再生が必要です。しっかりとケジメをつけていきたいと思います。
あっという間に終わる2022年。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします!
齊藤 さくら